台湾有機大豆

台湾の食文化において、大豆の需要は非常に高く、豆乳、豆腐、豆干、豆花、醤油、もやし、腐乳、臭豆腐、納豆、テンペ、トウチなどが大変よく消費されることから、大豆は台湾の国民的食材と言えます。 台湾人1人あたり、年間約11キログラムの大豆を消費しています。

「豆類の王様」という称号を持つ大豆は、中国北東部が原産地で、温暖な気候に適しています。
台湾では春と秋に生産され、8月下旬の秋の大豆は台湾の農業に非常に合っています。 大豆は干ばつに強く、極端な気候にも対応でき、しかも優れた窒素固定作物です。根に付着した根粒菌は、土地や空気から窒素を吸収し、植物が必要とする栄養素に変換するため、土壌が消耗しにくくなります。また、稲作のように大変な手間がかからなくてすみ、労力と肥料の節約につながります。そのため、近年台湾の雲林、嘉義、屏東、花蓮の多くの農家が大豆の有機栽培に参入し、非遺伝子組換え大豆の栽培に勤しんでいます。 栽培には、農薬‧化学肥料‧除草剤は使わず、土地を健全に保ち、定期的な休耕を行って、土壌そのものの力を維持しています。

有機大豆の成長期間は約4ヶ月で、8月末に種まきをし、4～7日で発芽し、30～35日で開花し、花が落ちた後に鞘が形成されます。中間での除草が必要で、鞘全体に太った豆が詰まって成熟したものが畑で自然に乾燥し、大豆となります。 冬の12月に収穫し、鞘を取り、日干しし、よい豆を選び、除去された豆の殻を鶏に与え堆肥にするなど、少しの無駄も出ることがありません。

大豆とエダマメはどう違うのでしょうか？エダマメは、鞘が八割程熟したときに収穫されます。日本へ輸出されるのは高雄9号という品種で、鞘に産毛が沢山生えていることから台湾では毛豆と呼ばれおり、毛豆（エダマメ）が成熟し、水分が抜けて小さく硬くなったものが大豆と呼ばれます。

台湾の農業改良場は、食品の用途に応じた品種の選択と育成により、多くの品種を開発してきました。一般的な品種は、高雄10号、花蓮1号、台南10号、台南4号（青大豆）です。農家は病虫害に対する抵抗力と倒れにくさで品種を選択し、大豆工場などの加工業者は、タンパク質の含有量、経験、嗜好性に基づいて、加工に適した品種を選択しています。家庭で食べる場合は、品質、鮮度、安全性を優先して選ぶとよいでしょう。

大豆は栄養価が高いわりにカロリーが低いため、「畑の肉」として知られており、大豆タンパク質1斤（600g）=豚肉2斤（1200g）=卵3斤（1800g）=牛乳12斤（7200g）となっています。 最近では、欧米諸国も乳製品の代わりに豆腐を食べるようになっています。

大豆は、ヘソを見れば遺伝子組み換えかどうかがわかるという人もいますが、実際には試験紙を使った化学的な方法で遺伝子の組み換えの有無を知ることができます。

台灣有機黃豆新鮮，採收後直接冷藏，也很適合乾旱缺水的極端氣候，希望我們多支持台灣有機黃豆。

台湾の有機大豆は鮮度が高く、収穫後直接冷蔵できるとともに、干ばつや水不足などの極端な気候にも適しています。このような優秀な台湾の有機大豆を私たちで応援してゆきたいものです。