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生でも調理しても美味しい!さまざまな風味をもつ有機キュウリ

生でも調理しても美味しい!さまざまな風味をもつ有機キュウリ

キュウリはインドのヒマラヤ山脈の南麓が原産で、元々は「胡瓜」と呼ばれ、2,100 年以上前、西漢の外交官張騫が西域に赴いた時に中原に持ち帰りました。 《本草綱目》(『マテリアメディカ大要』)には、「張騫がこの植物を西域に持ち込み、キュウリと名付けられた」と記録されており、隋の煬帝が胡人をよく思っていなかったため、名前を「キュウリ」に変えたと言われています。 20世紀初頭に日本から台湾に伝わり、一年を通じての「台湾食卓のエメラルド」となりました。
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キュウリはインドのヒマラヤ山脈の南麓が原産で、元々は「胡瓜」と呼ばれ、2,100 年以上前、西漢の外交官張騫が西域に赴いた時に中原に持ち帰りました。 《本草綱目》(『マテリアメディカ大要』)には、「張騫がこの植物を西域に持ち込み、キュウリと名付けられた」と記録されており、隋の煬帝が胡人をよく思っていなかったため、名前を「キュウリ」に変えたと言われています。 20世紀初頭に日本から台湾に伝わり、一年を通じての「台湾食卓のエメラルド」となりました。

キュウリは日照を好む根の浅い短期性の野菜で、生育適温は20~30℃程度、表土が深く水はけの良い土壌が栽培に適します。 開花から結実まで約60日から90日かかり、主な生産時期は3月から11月です。台湾のキュウリの主な生産地は苗栗、台中、南投、台南、花蓮で、冬は高雄・屏東地区で多く収穫されます。中でも屏東は最大の生産地であり、国の生産量の4分の1を占めています。


伝統栽培のキュウリは残留農薬の心配があります。有機栽培のキュウリは、小規模農家が丹念に脇芽や余分な実を剪定し、収穫する実に養分を集中させます。 農薬や化学肥料不使用を固く守る有機農場では豊かな生態環境を維持する必要があるので、アブラムシやハスモンヨトウムシなどの害虫や病害に対して、BT 菌や油、自家製液肥などの有機資材を使用して予防します。

キュウリは栄養が豊富でその90%が水分で、シャキシャキとして汁気が多く、体内の老廃物や塩分の排出を促すカリウム、ビタミンCを豊富に含んでいます。美白効果もあり、顔パックにも使えます。 最も特徴的なのは、糖が脂肪に変換されるのを抑制するプロパノール酸を含んでいることで、加えて100グラムあたりわずか15カロリーと低く、近年糖質制限やダイエットに最適な野菜といえます。        

キュウリは、縦細切り、縦薄切り、斜め薄切り、乱切りなど様々な切り方があり、切り方によって食感が際立ちます。食べ方はいろいろで、生でサラダやミキサーで挽いてスープにしたり、甘酢で漬けて食べると、さっぱりとした味わいで暑さを和らげるのに最適な食材です。 または、細切りにして冷麺や麻醬麵に乗せると、さっぱり美味しくいただけます。 きゅうりを千切りにして塩少々を加え卵と炒めたり、きゅうりだけを強火でさっと炒めたりする簡単レシピもあります。 また、間引いた小さなキュウリの漬物は台湾ではお粥に合わせる定番のおかずです。


有機キュウリは、 長さ14~18センチくらい、直径3センチくらいで新鮮で太さが揃っていて、ヘタの周りが隆起し外皮のトゲ状の突起がはっきりしていて、色は緑色または薄緑色で弾力があり、折ると水分がにじみ出し、断面をすぐに合わせるとぴったりとくっつくなど修復力が高いものを選ぶと鮮度が高く物が良いです。

キュウリは家庭料理でよく使われる食材ですが、収穫が天候に左右されやすいという短所を克服し、若者の農村への回帰を促進するのを目的に、近年では農家が学校と協力してキュウリ・フェイスマスクや美容液などのスキンケア商品の開発を始めており、キュウリの利用価値を高めるための試みが始められています。

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